第29番札所・雷山 千如寺大悲王院

福岡県糸島市雷山626

本尊・十一面千手千眼観世音菩薩(伝最澄作)
真言宗大覚寺派別格本山。  寺の由緒によると,成務天皇の48年(178),雷山の地主神である雷大権現の招きで渡来した天竺霊鷲山の僧清賀上人の開創と 伝えられており,1丈6尺の本尊十一面千手千眼観世音菩薩は同上人が白椿の一木を一刀三礼して刻んだもの。その後, 聖武天皇によって勅願道場となり,国司によって七堂伽藍が建立された。以来,歴代天皇より論旨を賜り,天下の武将豪族などが 競って尊崇し鎌倉幕府を始め足利・豊臣・大友・大内黒田などの諸公が祈願文を捧げ,斉田を寄進して1山30坊に及んだ。 特に宝暦2年(1752)には福岡藩主の黒田継高が現在の寺である大悲王院を建立した。幽遠の歴史を秘めた雷山千如寺の法灯は, いまは大悲王院によって伝えられている。当山は「安産」「子育て」「開運厄除」などの祈願所として,また身代りの御守り (サムハラ)のお授け所として大衆の信仰を集めている。なお,当山には福岡県指定の古文書も約500点残されている。

2012年5月9日
参道階段と仁王門 仁王門


観音堂 開山堂へ続く階段

客 殿 清水が湧き出す滝 白砂が敷き詰められた観音堂前庭