第18番札所・山本山 観興寺(山本観音)

福岡県久留米市山本町耳納2129

本尊・千手観世音菩薩
曹洞宗。  寺の由緒によると,天智天皇の頃,筑後国草野を治めていた草野太郎常門はある時,狩に出かけた。その途中,豊後国串川山 (現在の大分県日田市)で,常門は「この霊木をとって千手観音を刻むべし」との霊夢を見て,栢の木を得る。その霊木は不思議な ことに洪水の流れに乗って筑後川を下り,山本の里に流れ着いたという。常門はこれで千手観音菩薩を刻み,白雉4年(653), 山本の里に寺を建立し普光寺と名付ける。さらに36坊が建立されていき,本格的な寺院へと発展。そこで,天智天皇は「観興寺」の 寺名と「普光寺」の勅願を下賜すると共に,75町の斎田を喜捨した。感激した常門は家督を嫡男に譲り,出家して自ら観興寺の 看守となり,ますます観音信仰を深めていく。ずっと以前は南都六宗の一つ法相宗であったが,その後,天台宗に転じて600年ほど 続いたが,中世の度重なる兵火で焼かれ,衰退した。正保元年(1644),曹洞宗寺院として再興。

2012年3月14日
山 門 本堂(観音堂) 虚空蔵菩薩堂

鐘 楼