第28番札所・円通山 常安寺(垂玉観音)

佐賀県唐津市北波多徳須恵365

本尊・十一面観世音菩薩
曹洞宗。  寺の由緒によると,天正8年(1580),松浦党領袖であった波多野氏の家臣・今井新右衛門常安が稗田村に創建,開山は 法浦用演大和尚。当時は貴志山円通寺と称していた。だが,文禄2年(1593),波多氏の所領は豊臣秀吉に没収され,円通寺も 廃寺となる。しかし,寛永元年(1624)に医王寺14世涼山玄清大和尚が常安寺と改名して再興。そもそも垂玉観音とは和銅6年 (713),弘法大師が唐留学の帰途,霊夢により岸岳を訪ね留錫したのが始まりという。それから岸岳の岩窟の中に十壱面観世音 菩薩坐像を(垂玉観音)安置されるようになった。明治34年(1901)のある時,当時の住職堪海融澄和尚は3日続けて垂玉観音の 霊夢を見,霊場損壊の機器を感じた。そこで和尚は観音寺に移したが,案の定,1週間後に石炭の採掘による地盤沈下が起こり, 霊場も損壊してしまった。さらに地盤沈下は進み,ついには寺も移転を余儀なくされる。昭和35年(1960),本堂の老朽化もあり, 3kmほど離れた北波多徳須恵に移り現在に至っている。

2012年5月9日
本 堂 六地蔵幢

鐘 楼 平和の鐘
竹内綱(芳谷炭鉱社長)寄進,銘は孫の吉田茂

山 門 本堂( 観音堂)

本堂の彫刻 境内からの眺め 牛の石像

大日如来像 滝前の不動明王などの石仏 清水の滝