楊柳山 千光寺

滋賀県甲賀市水口町嶬峨

本尊・十一面千手観世音菩薩(秘仏)。
天台宗。  寺伝によると,天平21年(749),行基菩薩・大壇越左大臣橘緒兄の造営という。天平8年(1580), 兵火に堂字焼失,正保2年(1645),今の地に再建。安政2年(1855),火災にあい堂字をはじめ,古文書・ 経巻等を失い,明治11年(1878),本堂再建。本寺は一に川枯寺という。古は塔頭に西住院始め,備前・ 福寿・中・常住・伊豆・円衆・世尊・東・普賢の10坊があり、甲賀六大寺の一に数えられた巨刹であった。 古来,八坂神社の別当を兼ね,同神社祭礼のとき,神輿は帰途本寺を通る例となっていた。寛延年代 (1748頃),本寺の僧周顕は矢川寺に入り,矢川神社のことを管していたこともある。万延(1860)以来, 僧覚雄は八坂神社の祭田を開いたことから柏木郷と紛争を起し,ついで覚雄の脱走となり,以後廃寺同様になっていた。 現在兼務住職に依り寺門の維持をしている。(千光寺の「拝観のしおり」より)

2009年2月22日 現在は無住の寺で,地域の人が輪番で守っている。 当番の方に本道と収蔵庫を空けていただき,説明をいただき,本尊をお参りさせていただきました。 本尊の写真撮影は思う存分撮ってよろしいと許可をいただきました。
千光寺(現在) 川枯寺(過去)
本 堂

本尊・十一面千手観世音菩薩立像