伊吹山長尾護国寺 惣持寺


滋賀県米原市大久保1138

本尊・阿弥陀三尊・毘沙門天。
真言宗豊山派。  寺伝によると,白雉2年(651)慈照上人により長尾寺が開山されました。当初は法相宗でしたが,天長年中(824)この地を 弘法大師が巡錫いたされ真言宗となり,仁寿年中(851)僧三修が,長尾寺・太平寺・観音寺・弥高寺の4か寺をくるめて伊吹山 四大護国寺を創建,また,三修の働きにより元慶年中(877)には,長尾護国寺は定額寺に昇格した。その後,鎌倉時代に 深宥上人によって,山門(仁王門)・護摩堂・毘沙門堂・地蔵堂・不動堂・権現堂など寺観が大いに整えられ,長尾寺49坊と 呼ばれるようになった。しかし,天正年中(1573),姉川の合戦の折,織田軍の兵火により堂宇の大半を焼失。その後復興を 見るも,明治9年(1876)には大久保村の大火により,本堂や宝物庫などの他貴重な文化財を失った。幸い2躰の毘沙門さまは災を まぬがれ,今日,伊吹山仏教文化圏を代表する文化財として,また地元の人々からは「長尾寺の毘沙門さん」と親しまれ篤い 信仰をあつめている。

2011年1月21日
本 堂 本堂の彫刻 毘沙門堂