保延寺観音堂

滋賀県長浜市高月町保延寺

本尊・千手観世音菩薩。
 寺伝によると,保延寺は地名で,観音堂の正式な寺号は不明。小字花寺からは,奈良時代の寺院瓦・古銭などが 大量に発見され,かってはこの地に大寺院があったと思われる。また,平安時代後期の保延(1135-41)という年号が あることから,この時代に名付けられたと考えられる。『己高山縁起』には伝教大師が自ら彫刻した 像の1つとして「保延寺 阿弥陀」と記されていることから,かって保延寺は己高山傘下の1寺院だったことがわかる。 本尊の千手観音は,戦国時代に湖北地方を治めた武将・浅井氏縁の像といい,奈良の長谷寺より移された 伝えられている。

2009年8月2日 江州伊香33ヶ所観音霊場第3番札所
本尊・千手観世音菩薩
観音堂