湖東山 正妙寺

滋賀県長浜市高月町西野

本尊・千手千足十一面観音立像。
  集落の北の小高い山の中腹に,この珍しい観音さまはおられます。小さなお堂の扉の奥に隠れているのは, 声をたてて笑っているかのようなお顔立ちの千手千足観音さま。頭上に十一面を冠し,2本の本手に錫杖をもち, 本足を広げてどっしと立っておられます。よく見れば、額の真ん中に第三の目があります。とても存在感のある観音さま ですが,全身に漆箔が施されたその身丈は42.1cmと小柄。 この観音さまは,かつて山の西側のびわ湖岸にあった 阿曽津という村の豪族夫人の守り仏だったと言われています。 寛弘年間(1004〜1012)に一堂を建立以来,何度か移転し, さらに火災にも遭って堂塔は焼失しますが、村人の必死の努力によって本尊は運び出されました。明治4年(1871), 現在の観音堂が建てられ,ここに安置されました。現在は世話方さんたちによって,参拝者の案内だけでなく, 参道の手入れや案内板の設置などもされています。

2009年8月2日 昨年も来ましたが,とても珍しい千手千足観音を拝観したて。
2008年8月3日 江州伊香33ヶ所観音霊場第11番
本 堂 鐘 楼

十一面千手千足観世音菩薩立像
由緒の印石--この土地は紀州那智山から美濃谷汲までの霊地の土なり