第2番札所・上手山 餘慶寺

岡山県瀬戸内市邑久町北島1187

本尊・千手観世音菩薩
 天台宗  寺伝によると,天平勝宝元年(749)に報恩大師によって開山され,以来1250年以上の法統承継が続いている。往古には 日待山日輪寺と称し,備前48ヶ寺のひとつとして栄えた。平安時代には慈覚大師が再興し本覚寺と改め,その後,近衛天皇の 勅願所となり上寺山余慶寺と改め,国家の安泰と五穀豊穣を祈願した。武家時代には赤松則宗公の信仰を得て,さらには 宇喜多氏,池田藩主の尊宗と保護を得ておおいに栄えた。山内には観音堂・薬師堂・三重塔・地蔵堂・鐘楼・日吉社・ 愛宕社・開山堂などの諸堂が伽藍を連ねる。本堂に祀られている千手観音は古くより「東向き観音」と名高く,多くの霊験を あらわしてきた。かっては7院13坊といわれた塔頭は恵亮院・本乗院・吉祥院・定光院・明王院・圓乗院の6院が現存している。 これらの塔頭の多さは中国地方でもあまり他の例を見ない。さらに山内は豊原北島神社とも隣接し,平安時代より発展した 神仏習合の姿を遺存している。
 中国観音霊場第2番札所。

2011年610月27日
観音堂(本堂) 本尊・千手観世音菩薩像

三重塔--文化12年(1815)
地蔵堂 鐘 楼

東向観音像 地蔵堂 日吉社・愛宕社

法華塔
祇園牛頭天王堂 塔頭・本乗院

豊原北島神社

拝殿・本殿 業合大枝翁歌碑
まよ引きの 向かつ島根も 霞む也 常世をかけて 春や立ら舞