28番札所・滑河山 龍正院(滑河観音)

千葉県成田市滑川1196

本尊・十一面観音菩薩 開基・慈郭大師

真言・おんまか きゃろにきゃ そわかく

ご詠歌・音にきく 滑河寺の 朝日ヶ淵 あみ衣にて すくふなりけり

 天台宗。  寺伝によると,承和5年(838)5月,当地方は時ならぬ冷害にみまわれ,為に穀物は実らず人々は飢えに横たわるものが 続出する有様であった。城主将治公はこの悲嘆を見聞され,金銭五穀を施し,更に観世音を念じられて法華経の読誦を なされたところ,結願の日に「朝日姫」と名乗る少女があらわれ,「汝の願いごとかなうべし」と小田川辺に案内して 忽然と姿を消した。河中を見ると,一人の老僧が船を浮かべ,衣を網になしてひいたと思うや、小さな観音像を すくいあげて将治公に与え,「この渕より湧く水をなめよ」と教え去った。そのお告げのとおりにし,尊像を奉持し 堂宇を建てお祀りすると,気候も回復し,五穀も実り人々は蘇生の思いをしたという。

2010年10月8日
仁王門 本堂(観音堂)

本堂下陣の天井と欄間の彫刻

弁財天堂 道祖神 芭蕉句碑「観音のいらか見やりつ華の雲」と夫婦松

銅造宝篋印塔
朝日ヶ淵の石碑