21番札所・要光山 観音寺(矢之堂)(火伏観音)

埼玉県秩父市寺尾2354

本尊・聖観世音菩薩
ご真言・おん あろりきゃ そわか
ご詠歌・梓弓 いる矢の堂に詣で来て 願ひし法に あたる嬉しさ

真言宗豊山派。  寺伝によると,通称,矢の堂,この名の起こりには諸説ある。まず,行基がこの地に来て,自刻の聖観音を安置する堂宇を 建てたところ,この一体の邪神悪鬼どもが反抗し火を降らせたのを,土地の守り上の八幡宮が,逆に鏑矢を放って火を追い払った。 というもの。他に,日本武尊が来征の際に矢を納めた場所であるとか,矢を納めたのは平将門だ,などという説がある。
 火難に対して霊験あるところから「火伏観音」と呼ばれて信仰を集めている。この堂宇自体も,大正12年(1923),隣接の 小学校から出火し,延焼に遭ったが,行基作とされる本尊・聖観音だけは奇跡的に運び出された。現在の堂宇は,倉尾村 (現小鹿野町)の廃寺を移築したもの。

2009年11月14日
本 堂 八幡宮