23番札所・神宮山 吉祥寺

岐阜県関市志津野2817

本尊・釈迦牟尼仏
臨済宗妙心寺派。  寺伝によると,暦應元年(1338),鎌倉建長寺第23世・大応国師の法孫,峯翁祖一大和尚が開創。当初は,臨済宗建長寺派に 属していた。開山大和尚は飛州黒川候の厚い帰依を受け,遠山の荘に明覚山大円寺を開くなど,美濃に親しく居住。 この間に吉祥寺を開山したと思われる。その後,久しく無住となり,承応元年(1652),梅龍寺の広雲大和尚の弟子・善仲禅師が 長きにわたって再建復興に尽くす。元禄7年(1694),梅龍寺第7世大徹法源大和尚のとき、妙心寺派に転宗。元禄14年(1701), 本堂庫裡などを焼失した。延享2年(1745)に現地に堂宇を建立。その後,幾星霜を経て昭和56年(1981)に再建して現在に至る。 一方,当山の鎮守は開山大和尚が黒川候のところで講議されていたとき,川の瀬音に妨げられて聴けなくなった。その時, 老人が現れて,瀬音を鎮めた。この老人こそ龍神の化身であった。以後,開山大和尚に随衛すること久しく, やがて水無明神として,下志津野・井ノ木の祭神にまつり崇められるようになったという。

2010年4月16日
本 堂 鐘 楼