13番札所・蟹江山常楽寺 龍照院

愛知県海部郡蟹江町大字須成字門屋敷上1364

本尊・十一面観世音菩薩
真言宗智山派。 開基:行基菩薩。  寺伝によると,天平5年(733),行基菩薩が本尊に十一面観世音菩薩を奉安し創建た。 養和2年(1182)に木曽義仲朝臣が 七堂伽藍および18八坊を建立し,その中央に蟹江山常楽寺を置き,ここに現在の本尊・十一面観世音菩薩を安置,栂尾の 明恵上人を中興開山とした。当時の境内は7万2千坪,寺領約30万坪ありました。天正12年(1583)6月蟹江合戦のとき, 本堂(常楽寺)龍照院・鎮守を残し他は兵火により灰儘と化した。その後,盛時に復することなく,龍照院1坊のみで本尊を 守ってきたが,明治初年の神仏分離,廃仏毀釈,寺領上地等のため境内,寺領とも本尊の宝前に常燈を供えるだけに なっていた。明治24年(1891)の濃尾地震では,数百年を有した古刹本堂・客殿庫裡など全て倒壊。幸いに,68世政覚大和尚, 当山復興を発願,僧正は「生き仏け」といわれた大徳で檀信徒の帰依を得て,本堂・客殿庫裡を再建し,完成間近に 遷化さた。しかし,遺弟69世政降大和尚,その後薫となり先師の遺業を達成し,経堂・鐘楼の寄進を得た。昭和6年(1931) 12月には本尊の国宝指定を受け当山の基礎を確立、遺弟70世政運大和尚昭和47年(1972)には,文化庁の要望があり檀信徒は これにこたえ,国・県・町の支援を頂き収蔵庫が完成し,800年の歴史を有する本尊を永く後の世に伝えるべく安置。

2011年7月4日
本 堂 鰐口--明応9年(1500)の銘 鐘 楼

大日堂 巴御前縁の大日如来