経栄山 帝釈天題経寺

東京都葛飾区柴又7丁目10-3

 本尊・大曼荼羅・帝釈天
 日蓮宗。  寛永年間(1629)に開基され,開山上人を下総中山法華経寺第19世禅那院日忠上人とし,その弟子の 第2代題経院日栄上人が実際の開基である。板本尊の出現当山には昔より日蓮聖人御親刻と言われる帝釈天の ご本尊が安置されていたが,江戸中期の一時所在不明となっていた。安永年間に至り当山の第九代亨貞院日敬上人は この寺のお堂が荒廃したのを歎き,その復興を計ったところ,安永8年(1779)春,本堂改修中の梁上にこのご本尊を 見出し,ついにご本尊の再来の法悦にあったのである。その吉日が庚申にあたったことが,当山と庚申の結縁の始まり になったのである。日敬上人は自ら誌した略縁起に「本堂棟上より出現した本尊は長さ2尺5寸, 幅1尺5寸, 厚さ五分の板で,形に似ずまことに重く,且つ堅く媒塵に汚れてよく判らなかったが,水でよく清めたところ, 片面は日蓮聖人の真刻,病即消滅本尊の形木,片面は帝釈天王の像である。これこそ疑うべくもなく, 当寺相伝の祈祷本尊である。」と非常な驚きと悦びを述べられている。

2012年7月30日 前回,拝観したときは正月であったので,庭園は閉鎖していて見られなかったが, 今回,初めて拝観。庭園を一周する廊下があり,ぐるりと廻って鑑賞できる。真夏にもかかわらず池の上を吹く風が心地よかった。
帝釈堂 本 堂 釈迦堂

遊龍松 鐘 楼

本堂外壁の彫刻

塔供養の図(序品第一・金子光清作)--今,日月燈明佛の眉間から光が放たれ,東方一万八千の佛国土が 照らされ,盛んに塔供養が行われている。この光景は「法華経」が演説される前触れ
慈雨等潤の図(薬草喩品第五・石川信光作)--今,雷神と風神が現われ,雨を降らし,大地には緑があふれ, 花々が咲き誇り,天人たちも地上の楽園に舞い降りてきた


法師修行の図(法師品第十・横谷光一作)--インドでは法師たちは森の中の洞窟で静かに修行をしている。 しかし,虎や狼の危険があり,その修行者を励ますために,佛や普賢菩薩が現われる
千載給仕の図(提婆達多品第十二・加府藤正一作)--阿私仙という仙人が,「法華経」という尊い教えを 持っていて,この仙人に千年の間,給仕のまことを捧げ,水を汲み,薪を拾い,果の実を採り,あるときには千人の腰掛になった。 法華経を知るための修行
病即消滅の図(薬王菩薩本事品第二十三・今関光次作)--「法華経」は全世界の人々の病の良薬,人が病にかかり, 法華経を聞く幸運に恵まれたら,病は治癒し,不老不死の境地を得る

常不軽菩薩受難の図(常不軽菩薩品第二十)
法華経功徳の図(薬王菩薩本事品第二十三)(小林直光作)--常不軽菩薩 は,「常に人を軽蔑しない」修行をしていたが,却って迫害を受け,また,「法華経」は寒さに火を得たように,子の所に母が 来たように,渡りに船を得たように,闇に灯りを得たように救いの道を示す


法師守護の図(陀羅尼品第二十六・加藤寅之助作)--「法華経」を受持・読・誦・解脱・書写することは法師の修行, 修行する法師を天人も阿修羅も協力守護する

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箆鷺(へらさぎ),花菖蒲(春)

家鴨,芭蕉と芙蓉(夏) 海燕と鴎,小菊(夏)

鵜と翡翠(かわせみ),猫柳(夏) 雲雀と鴫(しぎ),蓮華と沢瀉(おもだか)(夏)

雁,葦(秋) 鴨,菊と薄(秋) 白鷺,樫(秋)

鴛鴦(おしどり),椿と水仙(冬) かいつぶり,梅(冬)

邃渓園(庭園)

群猿遊戯図(横山大観筆)

矢切の渡し



2007年1月3日
二天門 鐘 楼 帝釈堂

矢切の渡し