東叡山 寛永寺円頓院

東京都台東区上野桜木1-14-11

 本尊・薬師如来
 天台宗関東本山。 毘沙門天  寺伝によると,寛永2年(1625),慈眼大師天海大僧正により創建。徳川家康・秀忠・家光の3代にわたる将軍の帰依を受けた 天海大僧正は,徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため,江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に寛永寺を建立した。 これは平安の昔(9c),桓武天皇の帰依を受けた天台宗の宗祖伝教大師最澄上人が開いた比叡山延暦寺が,京都御所の鬼門に位置し, 朝廷の安穏を祈る鎮護国家の道場であったことにならったもの。そこで山号は東の比叡山という意味で東叡山とされ,さらに寺号も 延暦寺同様,創建時の元号を使用することを勅許され,寛永寺と命名された。やがて第3代の寛永寺の山主には後水尾天皇の 第3皇子守澄(しゅちょう)法親王を戴き,以来歴代山主を皇室から迎えることになった。そして朝廷より 山主に対して輪王寺宮の称号が下賜され,輪王寺宮は東叡山寛永寺のみならず,比叡山延暦寺・日光山万願寺(現・輪王寺)の山主を 兼任,三山管領宮といわれ東叡山に在住し,文字通り仏教界に君臨して江戸市民の誇りともなった。
 現在,真如院・寒松院・林光院・吉祥院・泉龍院・修禪院・現龍院・見明院・福聚院・本覺院・元光院・東漸院・覺成院・ 春性院・等覺院・養壽院・津梁院・圓珠院・護國院の19の子院がある。
 江戸33ヶ所6番(清水観音堂)。

2012年7月30日
根本中堂(本堂)
鐘 楼

虫塚--伊勢長島(現・三重県)藩主・増山雪斎の石により,写生に使った虫類の霊を慰めるため, 文政4年(1821)年建立